カブトガニかぶとがに

Tachypleus tridentatusEN絶滅危惧IB類

カブトガニはカブトガニ目に属し、カニの仲間ではなくクモやサソリに近い節足動物です。日本では瀬戸内海や九州北部などの干潟と浅海に生息し、産卵期には砂浜へ上がります。硬い甲羅、複眼、長い尾剣が特徴で、腹面の脚で餌を集めます。日本の水族館では生きた化石と呼ばれる進化史、干潟の役割、幼生から成体までの成長を学べます。繁殖地が限られるため、地域ぐるみの保全を伝える重要な展示種です。 生息環境の変化を知る手がかりにもなります。

カブトガニ(参照写真)
写真: Togabi / CC BY-SA 4.0 / 出典 / トリミング表示

いきものデータ

分類
カブトガニ目 / カブトガニ科 出典
大きさ
オスは全長45〜70cm、メスは55〜85cm(背甲先端から尾剣の先端まで)
寿命
卵から成体になるまでおよそ4年かけて15齢・14回の脱皮を経て成長する
食性
雑食 ゴカイなどの多毛類や貝類、その他の底生無脊椎動物、藻類を食べる雑食性の底生動物
分布
かつては瀬戸内海や九州北部の沿岸に広く分布していたが、現在の主な生息地は伊万里湾(佐賀県)、中津干潟(大分県)、笠岡市(岡山県)などの干潟に限られる。日本国外では中国、台湾、朝鮮半島、東南アジア沿岸にも分布する。 出典

いきものトリビア

  • 血液は銅を含むヘモシアニンにより青色を呈し、菌類のβ-D-グルカンや細菌の内毒素に反応して凝固する性質から、医薬品や医療機器の安全性検査に利用されている。 出典
  • 古生代から続く仲間の姿を色濃く残していることから「生きた化石」と呼ばれる。 出典
  • 愛媛県西条市ではオスとメスが重なり合って行動する様子から夫婦円満の象徴とされ、伊万里市・笠岡市・西条市などの繁殖地は国の天然記念物に指定されている。 出典

会える施設

7施設 ・ 0頭

すさみ町立エビとカニの水族館和歌山県

すさみ町立エビとカニの水族館のWikipedia記事に飼育種として記載 出典

越前松島水族館福井県1959年開園

越前松島水族館のWikipedia記事に飼育種として記載 出典

志摩マリンランド三重県1970年開園

志摩マリンランドのWikipedia記事に飼育種として記載 出典

長崎ペンギン水族館長崎県2001年開園

長崎ペンギン水族館のWikipedia記事に飼育種として記載 出典

鳥羽水族館三重県1955年開園

鳥羽水族館のWikipedia記事に飼育種として記載 出典

登別マリンパークニクス北海道JR登別駅から徒歩約5分。

登別マリンパークニクスのWikipedia記事に飼育種として記載 出典

笠岡市立カブトガニ博物館岡山県

カブトガニのWikipedia記事に飼育施設として記載 出典

保全ストーリー

保全ステータス

IUCNではENです。産卵地と幼生の生育地を一体で守る必要があります。

生息域

東アジア沿岸の砂浜、干潟、浅海。

脅威

保全・繁殖の取り組み

出典

en.wikipedia.org

保全を応援する

推している生きものたちの毎日を、会いに行くことからちょっと応援できます。

会いに行く
訪れること自体が、施設を支える応援になります。
動物サポーター・寄付
各施設の公式サイトから、応援できる方法を探せます。
ふるさと納税
自治体運営の園では、公式情報から案内されることがあります。

よくある質問

カブトガニはカニの仲間?
カニではなく、クモやサソリに近い節足動物です。 出典
カブトガニは絶滅危惧種?
IUCNではENに分類されています。 出典
尾は何のためにある?
尾剣は体を起こす際などに使われます。 出典
どんな環境が必要?
産卵する砂浜と、幼生が育つ干潟や浅海が必要です。 出典

出典: ja.wikipedia.org en.wikipedia.org