識別ガイド 02種

ウミガメの見分け方

日本の砂浜でも産卵し、水族館でも会えるウミガメ。よく似た2種、アオウミガメとアカウミガメは、頭の大きさと目の間のうろこ、甲羅の色で見分けられます。名前の「アオ・アカ」は甲羅の色ではなく体の脂肪や地色に由来し、見た目の色そのままではないのがまぎらわしいところ。

見分け方の手順

3手順

  1. 頭の大きさを見る

    頭が体に比べて大きく、あごががっしりしていればアカウミガメ。貝や甲殻類を噛み砕く力強い頭をしている。頭が小さめで丸ければアオウミガメ。

  2. 目の間のうろこを数える

    確実なのは前額板(両目の間のうろこ)の数。1対(2枚)ならアオウミガメ、2対(4枚)ならアカウミガメ。

  3. 甲羅の色で仕上げる

    甲羅が赤褐色で幅広ければアカウミガメ、オリーブ色〜褐色でなめらかならアオウミガメ。名の「アオ」は青みがかった体脂肪に由来し、甲羅が青いわけではない。

日本近海の代表種(頭とうろこで見分ける)

2種

アオウミガメ
写真: Charles J. Sharp / CC BY-SA 4.0 / 出典 / トリミング表示

識別標本 green-sea-turtle

アオウミガメあおうみがめ

Chelonia mydasEN絶滅危惧IB類

甲長
甲長 約80〜100cm
見分けの決め手
頭が小さめで、目の間の前額板は1対。成長すると海草や海藻を主に食べる草食性で、甲羅はなめらか。名は青みがかった体脂肪に由来する。
おもな生息域
世界の熱帯・亜熱帯の海
アカウミガメ
写真: ukanda / CC BY 2.0 / 出典 / トリミング表示

識別標本 loggerhead-sea-turtle

アカウミガメあかうみがめ

Caretta carettaVU危急種

甲長
甲長 約70〜100cm
見分けの決め手
体に対して頭が大きく、あごの力が強い。前額板は2対。貝や甲殻類を噛み砕く肉食性で、甲羅は赤褐色。日本の砂浜は世界有数の産卵地。
おもな生息域
太平洋・インド洋・大西洋の温帯〜熱帯

そっくり種の見分け

1組

アオウミガメ と アカウミガメ

頭の大きさと目の間のうろこで確実に見分ける。

項目アオウミガメアカウミガメ
頭の大きさ 小さめで丸い 体に対して大きく、あごが力強い
目の間のうろこ(前額板) 1対(2枚) 2対(4枚)
甲羅の色 オリーブ色〜褐色でなめらか 赤褐色で幅広い
主な食べ物 成長すると海草・海藻(草食) 貝や甲殻類(肉食)

出典

ガイド本文: ja.wikipedia.org en.wikipedia.org / 写真: 各カードのCommons出典リンクを参照。