タガメたがめ

Lethocerus deyrolleiNE未評価

カメムシ目タイコウチ科の大型水生昆虫で、日本を含む東アジアの水田、池、湿地などに生息する。前脚は獲物をつかむ鎌状で、魚、カエル、昆虫などを捕食する。雄は水辺の植物などに産み付けられた卵を守り、乾燥を防ぐために水をかける行動で知られる。農地整備、水質悪化、農薬などで生息地が減り、日本では保全が課題である。水族館や昆虫館では、水田と水辺の生態系を伝える代表種として展示・繁殖される。水面近くでの捕食行動も見どころとなる。

タガメ(参照写真)
写真: Ffish.asia / CC BY 4.0 / 出典 / トリミング表示

いきものデータ

分類
カメムシ目(半翅目) / コオイムシ科 出典
大きさ
体長48〜65mm。メスの方が大きく60mm以上になる個体もあり、オスは通常55mm以下
寿命
野生下では通常1年、飼育下では2〜3年生きる個体も珍しくない
食性
肉食 鎌状の前脚で獲物を捕らえ、口吻を突き刺して消化液を注入し、体外消化で液状化した肉質を吸収する。ドジョウやフナ、カエル、小魚、ヤゴなど幅広い水生動物を捕食する
活動
夜行性で強い走光性を持ち、人工照明に飛来することがある
分布
日本では北海道から南西諸島まで分布し、水草の豊富な水田や堀など浅い止水域を好む。国外では台湾・朝鮮半島・中国からインドシナ、ロシア極東南部にかけて分布する。日本では環境省レッドリストの絶滅危惧II類に指定され、2020年には特定第二種国内希少野生動植物種にも指定された。 出典

いきものトリビア

  • オスは孵化まで卵塊に定期的に給水しながら世話を続ける。昆虫でオスが単独で子育てをする例は10種に満たないとされる。 出典
  • メスは別のオスが世話をしている卵塊を破壊し、自分の繁殖機会を得ようとする「子殺し」行動が知られており、これが確認されているのはタガメの仲間だけとされる。 出典
  • 強い走光性を持つため野球場の照明や外灯に飛来して着地し、体内の水分を失って乾燥死する個体が多く、これが個体数減少の一因になっている。 出典

会える施設

2施設 ・ 0頭

ふくしま海洋科学館福島県2000年開園

ふくしま海洋科学館のWikipedia記事に飼育種として記載 出典

姫路市立水族館兵庫県山陽電鉄「手柄駅」から徒歩10分、JR「手柄山平和公園駅」から徒歩15分。

タガメのWikipedia記事に飼育施設として記載 出典

保全ストーリー

保全ステータス

IUCNの評価区分は資料上明確でないためnullとした。日本でも生息環境の減少が課題である。

生息域

水田、池、湿地などの淡水環境。

脅威

保全・繁殖の取り組み

出典

ja.wikipedia.org

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よくある質問

タガメは何を食べる?
魚、カエル、昆虫などを捕食します。 出典
タガメは絶滅危惧種?
日本では生息環境の減少が課題とされています。 出典
雄も子育てする?
雄は卵を守り、水をかけて乾燥を防ぎます。 出典
どんな場所にすむ?
水田、池、湿地などの水辺に生息します。 出典

出典: ja.wikipedia.org en.wikipedia.org