ユキヒョウゆきひょう
Panthera unciaVU危急種
中央アジアの高山帯に生息するネコ科の動物で、頭胴長100〜130cm・尾長80〜100cmになる。体長の6倍もの距離を跳躍できる発達した後ろ足と、岩場を跳び移る際にバランスをとる長くしなやかな尾を持ち、肉球の間にも毛が生え断熱と滑り止めの役割を果たす。日本では旭山動物園・多摩動物公園・いしかわ動物園・浜松市動物園などで飼育されているが、国内の飼育数は減少傾向にある希少種。IUCNレッドリストで危急種(VU)に指定されている。
ユキヒョウ(参照写真)
いきものデータ
- 分類
- 食肉目 / ネコ科 出典
- 大きさ
- 頭胴長 オス104〜125cm・メス86〜117cm、尾長 78〜105cm(体長の75〜90%に相当)
- 体重
- オス 25〜55kg、メス 21〜53kg
- 寿命
- 野生下 10年以上(最長21年との説も) / 飼育下 最長25年の記録
- 食性
- 肉食 アルガリやシベリアアイベックス、バーラルなど大型有蹄類を中心に捕食し、齧歯類や小型哺乳類、鳥類も食べる。家畜を襲うこともあり、地域によっては食性の53%を家畜が占める
- 活動
- 主に薄明薄暮性・夜行性だが、人の少ない環境や冬季は昼間にも活動する。1日あたり10〜12km(最大28km)を移動する
- 分布
- アルタイ山脈、天山山脈、ヒマラヤ山脈、ヒンドゥークシュ山脈、パミール高原など中央・南アジアの山岳地帯に分布し、標高600〜6,000mの岩場や高山草原に生息する。 出典
いきものトリビア
会える施設
10施設 ・ 0頭
公式サイト・公式YouTube・ニュース集約(Zoo Ring等)への出典リンクです。内容は掲載元をご覧ください。
保全ストーリー
保全ステータス
IUCNは危急種(Vulnerable)に分類しており、成熟個体数は世界で1万頭未満と推定される。2040年までにさらに10%減少すると予測されている。
生息域
中央・南アジアの高山帯(標高600〜6,000m)の岩場や高山草原に生息する。
脅威
- 毛皮や薬用部位を目的とした密猟
- 家畜との競合や家畜襲撃による報復駆除
- 生息地の開発・分断による劣化
- 気候変動による高山生態系の縮小(推定30%減)
保全・繁殖の取り組み
- ワシントン条約(CITES)附属書Iによる国際取引の禁止
- 生息国の多くで密猟に対する厳罰化(インドで禁錮3〜7年、ネパールで5〜15年など)
- 日本では2020年より愛玩目的での飼育が禁止された
保全を応援する
推している生きものたちの毎日を、会いに行くことからちょっと応援できます。
- 会いに行く
- 訪れること自体が、施設を支える応援になります。
- 動物サポーター・寄付
- 各施設の公式サイトから、応援できる方法を探せます。
- ふるさと納税
- 自治体運営の園では、公式情報から案内されることがあります。
よくある質問
- ユキヒョウは日本のどこで会える?
- 旭山動物園(雌「ユーリ」)・多摩動物公園・いしかわ動物園・浜松市動物園(「コハク」「リーベ」)など、全国の動物園で飼育されている。 出典
- ユキヒョウはどんな体の特徴を持つ?
- 頭胴長100〜130cm・尾長80〜100cmで、体長の6倍もの距離を跳躍できる発達した後ろ足を持つ。ネコ科の中でも特に長くしなやかな尾で岩場を跳び移る際にバランスをとり、肉球の間にも毛が生え断熱と滑り止めの役割を果たす。 出典
- 浜松市動物園のユキヒョウは?
- 「コハク」と「リーベ」の2頭を飼育しており、暑さ対策として夏季は室内を24時間冷房管理し、室内外を自由に行き来できるようにしている。リーベは2025年5月に20歳の誕生日を迎えた国内最高齢級の個体。 出典
- いしかわ動物園のユキヒョウは?
- ライオン・トラ・ヒョウとともにネコ科4種を展示する「ネコたちの谷」で飼育されており、世界で最も高い場所に暮らすネコ科動物として「幻の動物」とも呼ばれる。 出典
- ユキヒョウは絶滅危惧種?
- IUCNレッドリストで危急種(VU)に指定されている。密猟や獲物の減少、家畜を襲われたことへの報復による殺害、気候変動による生息地の変化が脅威となっている。 出典
出典: www.city.asahikawa.hokkaido.jp www.tokyo-zoo.net www.ishikawazoo.jp www.hamazoo.net www.iucnredlist.org